臨時総会

昨日は臨時総会があり、現将棋会館の売却が決議されました。
令和4年度臨時総会のご報告

およそ1年半後の新会館への移転に向けて、着々と進んでいるところですが、その中でもとても大きな一歩です。

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議案以外に関する質疑の機会もあり、その中で先日の裁定に関する報告もあったので今後のことも含めて質問しましたが、結論として、自分の考えているのとは異なる方向に進んでいるようでした。

将棋の素晴らしさは自分で負けを認めるところにある(勝ちを宣言するものではないし、審判の判断を仰ぐものでもない)―というのが自分がこれまで先輩方から教わってきたことであり、自分自身でもその通りだと思っていて、プロになってからというもの、数多くの子供たちにそう伝えてきました。
しかし今後は(少なくともプロの対局においては)競技としての正確性を重視する観点から、その点が変化していくということだと思います。

これは自分にとってはかなり大きな、かつ残念な変化であり、過去の価値観が覆されるような話なのですが、それが将棋界の総意であれば、やむを得ないのかもしれません。
個人的には、多数の棋士がこのような変化を納得して受け容れているとも思えないのですが、単に自分の考えが少数意見という可能性もあります。

自分自身の対応としては、価値観自体は今後も変えるつもりはないし、これからも将棋は自分で負けを認めるゲームなんだよ、将棋は勝ちましたじゃなくて負けましたなんだよと、伝えていくつもりです。
その一方で公式戦の対局を指す際には、変化が起きたという事実を受け入れて臨む、というスタンスになると思います。
とはいえそう簡単に切り替えられるものではないので、心に留める意味で今日は時間をかけてブログを書くことにしました。

負け

後手番で相掛かり。
強襲を浴びそうになったあと、紆余曲折あって対抗形みたいな戦いになりました。
図は終盤。


実戦は△4九飛成▲同金△2八銀と迫ったものの、▲2九桂がピッタリの受けで詰めろが続かず。
△3六桂の王手が入れば寄せありが通常のセオリーですが、この図の場合は一歩及ばずでした。

飛車切りがダメなら他に単に△2八銀や△1五歩、△4八桂成なども候補手ですがいずれも▲4五角が詰めろになるのが大きく、勝てません。
ということは駒を捨てて迫る前にさかのぼる必要がありますが、旗色の良い変化は見つからず、競っているつもりでもずっと苦しい将棋だったようです。

前局より良い内容の将棋にはなったと思いますが、結果にはつながらず。
また頑張ります。

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昨日は周囲の3局が女流棋戦というかなり珍しいシチュエーションでした。
隣の対局は同窓対決で、後輩の北村さんが強い内容で快勝。モバイル中継を見た方はご存じと思いますが、良い将棋でした。
最終盤、北村さんの手がすこし震えていて、良いものを見た気がしました。

通常の席次と異なる配置だったのは、自動記録の関係だったみたいです。
隣で見るのは初めてで、自動音声が聞こえてくるので午前中は戸惑いましたが、午後は慣れてきました。
記録係不足の解消にはこれしかないという解決策なので、さらに課題をクリアして、自然な形で導入が進んでほしいです。

 

勝ち

昨日の対局は、先手番で対三間飛車。
一度指したことのある将棋にも関わらず、うまく指すことができずに序盤から苦しくしてしまい、中盤もいいようにさばかれて敗色濃厚でしたが、終盤でチャンスをとらえて大逆転勝ちでした。
ただその終盤でも勝ちになってからミスをしていたり、かなり悪い内容でした。
次はもうすこし良い内容の将棋を指せるようにしたいです。

この後は王座戦、王将戦、順位戦と週1ペースで対局がついています。
引き続き体調管理をしっかりして臨みたいと思います。

あと、この土日はギャモンの名人戦準決勝・決勝があります。
二冠の連覇が懸かるというなかなかない状況なので、こちらも頑張りたいです。