順位戦で宮田七段と。
名人戦棋譜速報
1/8 島九段戦
後手番で三間飛車。
相手の急戦に対して、流行に乗って△6二金と金無双に構えてみましたが、どうだったか。
囲いが変われば仕掛けも終盤の戦い方も変わるので、興味深くはあるんですがそれだけで有利になるわけではもちろんなく、結果につなげるのはなかなか難しいところです。
ワカレはあまり自信なかったものの、この局面では難しくなったと思っていました。

この△3六角は金桂両取りで、もちろん金を取れば詰めろだし、△4五角も次に△6六桂の王手を見て良い味です。
しかしここで▲3一飛とあえて桂にヒモのつかない場所に打ち、△6一銀に▲4七香と受けたのが、一連の妙手順でシビれました。
普通は▲4一飛△6一銀▲4七歩が自然なのですが、それだと△5二銀打と固める手が利き、これは振り飛車も戦えます。
▲4七香以下、△4六歩の攻め合いは▲5二金△4七歩成▲6一金で明快に一手負け。
本譜は△4一歩と粘りましたが、▲3五飛成が当然とはいえ好手で、以下も適確に受けに回られてから、最後はきれいに討ち取られました。
全体的にもチャンスは少なく、完敗だったように思います。
残念ながら黒星スタートになってしまいましたが、気を取り直して来週の順位戦を頑張ります。
明日対局
謹賀新年
良いお年を
歴史的な年となった2020年も残りわずかとなりました。
どんなことがあっても、時の流れは止まることはなく、一定であることを改めて感じます。
コロナ禍はこれからも続きそうですが、それでも来年はどうか良い年になってほしいと願うばかりです。
今年を振り返ってみると、年明け早々に体調を崩したものの、その後は体調も、将棋の調子もまずまずで、悪くない出だしだったようです。
ところが今年度に入ってから急に成績が落ち込みました。
原因はよく分かりません。
5月の対局で信じられない大ポカをやらかしたのが一つのきっかけで、1000日以上続けていた毎日のブログ更新をやめました。
ブログ自体はこうして続けていますし、来年からも書くつもりですが、これほど長く日課にすることは、たぶんもうないと思います。
やると決めたら継続できると自分で実感できたことは、大きな収穫でした。
夏以降、将棋以外でひとつ新しいことを始めて、ブログの代わりに、というかそれ以上に時間と労力をかけるようになりました。
その結果、かなり忙しくなったのですが、不思議と調子は上向きました。
4-7月の4か月でなんと2勝しかできなかったんですが、7月末に西山さんに負けたところで、どうも底を打ったようです。
終わってみれば、2020年は勝ち星が20に到達し、たいしたことないとはいえ、この数年ではいちばん良い成績でした。
やはり、原因はよくわかりません。
ただ関心事が増えて忙しくなったおかげで、いろんな悩みや不満があった状態からは吹っ切れて、将棋でもそれ以外でも、うまく開き直れるようになった気はしています。
年末の渡辺名人戦の勝利、その後の王位リーグ入りはいずれも棋士人生で初めてのことで、嬉しい結果でした。
いままでの成績が大したことがないゆえに、キャリアハイの結果を出せるという面はあります。
年明けからも勢いを持続できるように、頑張りたいと思っています。
また今年も「新手白書」シリーズの執筆を続けていて、先日ゲラチェックの段階まで来ました。
来年の早い段階で出る予定ですので、どうぞお楽しみに。
昨日は軽い大掃除でした。
寒い日のさなか、たまたま窓を拭く時間帯だけ晴れてくれて、太陽のありがたみを実感しました。
その後、弟をzoomに呼んで、久々に甥っ子の顔を見ながら飲みました。
ささやかな幸せに感謝しながら、穏やかな気持ちで年を越したいと思います。
皆さまもどうぞ良いお年を。