昨日に続いて、リンクを中心に。
最近印象に残った記事をまとめてご紹介します。
対局中にファッション思案! 佐藤名人のこだわり
スーツもいいけど和服もね! 将棋「貴族」の勝負服
NIKKEI STYLEより。
懐かしいお名前の記名記事です。
佐藤名人のインタビューや対談はこの一年ぐらいかなりの数になっていて、読んでいつも思うのは、とても自然体でマイペースだということ。
自分を自分なりに律することが大事な、棋士という職業になくてはならない要素でしょうね。
【羽生善治】テクノロジー進歩で「自分は何者か」が問われる
羽生先生の分かりやすい語り口に感心させられるのはいつものことですが、最近は特にAIと職業、という社会的な関心の高い分野について、精力的に発信を続けておられる印象です。
>単に、将棋ソフト由来の新しい戦術をまねしてもダメなんですよね。これは、話し方みたいなものだと思うんですよ。
というくだりは非常に印象的でしたし、
>確率的ということは、絶対ではないということ。でも、その精度が上がれば上がるほど、絶対正しいと人間は錯覚してしまう。
という部分の「確率的」というキーワードは、僕自身がうまく説明できないでいることの本質を、分かりやすく言われたような気持ちです。
「正しそうなもの」と「正しいもの」の違いをきちんと理解した上で、うまく使いこなす、判断することが大切な時代になってきていると思います。
将棋・藤井聡太四段、将棋ソフト最強期に胸中告白「プロ棋士の存在が問われる時代」
上の記事とどことなく似たタイトルになっていることを、「奇しくも」と表現すべきではないでしょうね。
まだ中学生なのにすごい、とも思いますし、プロ棋士であれば当然、とも思います。
僕自身もプロ棋士になれたときからずっと、あるべき姿、存在意義というものについて考えてきましたし、考え続けています。
そうせざるを得ないという意味もあるし、すべきであるという意味もあると思います。
観て面白い将棋と、勝つ(=正しい?)将棋の間には、常にギャップがあると同時に、決して両立しないというものでもないはずです。
藤井四段の将棋は観ていて面白い、華がある、だからいっそう応援してもらえる。
実はそれも、大記録が生まれた理由の一つなのかもしれません。
藤井聡太四段、毎日帰宅したら新聞熟読
朝日新聞の記事です。
僕自身も彼の歳の頃はかなりの新聞少年(?)だったので、よくわかります。
AIだけでなく、BIの話にまで広がっているのは大したものですね。
ZOOM UP!(さぽナビ)
こちらは佐々木勇気六段。
>将棋の神様から託されたものがある
というのは印象的なフレーズです。
どことなく、他のトップ棋士と重なり合う部分があって、しかししっかりと個性もあって。
そのバランスが良い棋士は、もちろん盤上でも活躍もしていますし、こういうインタビュー記事を読んでもやっぱり言葉に力があるなと思います。
上へ上へ挑戦と観察 カロリーナ・ステチェンスカ 女流1級
毎日新聞の記事です。
最近熱心に記録を取っていることが書かれていますね。
一生懸命勉強して、まだまだ強くなってもらいたい。
今日も紹介だけでかなりの分量になってしまいました。
明日は将棋の話も書きたいと思います。
今日は土曜日ですが叡王戦、JT杯(無料中継)、マイナビと3棋戦4局の中継があります。
また夜はアド街に千駄ヶ谷が取り上げられるとか。
そして今夜からアニメ・3月のライオンの第2シリーズが放映開始です。