王将リーグほか

昨日の王将リーグ、注目の一戦は藤井七段の完勝。
相変わらずの強い内容でした。特に終盤、良くなってからが本当にソツがなく参考になります。
唯一無敗の羽生九段を破って暫定首位、この星は相当に大きそうです。

タイトル戦初登場がぐっと近づいてきたと言えそうですが残り2戦、どうなるか。気の早い人でなくても、そわそわしてくるところだと思います。
本当はこのメンバーのリーグ戦で五分に戦うだけでも相当にすごいことなんですけどね。

またもう1局の三浦ー糸谷戦は、糸谷君がらしい指し回しで勝ち。
なんであの玉がさばけるのか分かりません。お見事でした。

新人王戦3番勝負は高野四段が勝ってフルセットに。
最終局は振り駒ですが、こうなったらどっちが先手になっても相掛かりで、秒読み勝負になるんでしょうね。

棋王戦では新四段の本田君がベスト4進出。
これだけムラとパンチ力のあるタイプの新人は久々な気がします。
昨日の将棋も、いろいろあった末に最後はすごい逆転勝ちだったように見えました。
あとで感想戦コメントを見てみることにします。

藤井七段の話題に戻って、世間は最年少記録の更新に期待していると思いますが、残るチャンスは彼をもってしてももうそれほど多くありません。
本人が重きを置いていない中で、そうしたチャンスをモノにするかどうか、やはり注目したいですし、伝説の生まれる瞬間を見てみたい気持ちは強いです。

では今日はこのへんで。

来場御礼

昨日のイベントは滞りなく終了し、予定通りに夜、帰京しました。
支部役員の方々には大変お世話になり、どうもありがとうございました。

昨年までは指導対局中心のイベントだったのが、今年から大会になり、昨日がその第1回だったそうです。ちょうど元号も変わったところで、良かったのではないかと思います。
5クラスに分かれ、会場全体では7~80人の来場者数といったところでしょうか。盛況で本当に良かったです。
多数のご来場をいただき誠にありがとうございました。
これからも規模を大きくしながら続けていっていただけたらと願っています。

今回はちょっとした気まぐれで、行きは新潟回り、帰りは長岡回りと別ルートで往復してみました。
ちなみに新津は鉄道の街として有名で、乗り換えの要の地点になっている他、山手線の車両はここで作られて東京に運ばれているのだとか。初耳でした。
新潟~長岡周辺はけっこう路線の枝分かれが多いみたいで、路線図を眺めてすこし詳しくなりました。
また訪れる機会があればと思っています。

 

またこの土日は、加古川青流戦の決勝3番勝負が行われていたようです。
結果はフルセット+千日手を含む計4局の末に池永四段の優勝。
最終局はちょっと差がついた内容でしたが第1・2局は秒読みの大熱戦で面白い将棋でした。

青流戦は僕がまだギリギリ若手棋士と言えそうな時代に新たに始まったのですが、来期ではや第10回の節目を迎えるとのこと。
アマチュアの優勝など他にない結果も生んだりしてきましたが、三段の初優勝は今回はならず、ただ出場人数が多いのでいずれは起きるのではないかと思います。

明けて今日は新人王戦の決勝第2局や、王将リーグなど6棋戦7局、トップ棋士から若手、女流、アマとバラエティーに富んだ豪華な一日です。

現在地新津

予約投稿です。

棋士派遣のお仕事で、1泊2日で新潟市の新津というところに来ています。
新潟県は記録やタイトル戦関係のお仕事で何度か訪れていますが、ここは初めてです。

幸いにもこちらの地域は台風の影響はないとのことで、良かったです。
まずは平穏な生活あっての将棋ですので、こうして呼んでいただけて、人がたくさん集まるというのは本当に何よりのことだと思います。
たくさん指して、楽しんでいただけたらと思っています。

棋士会とか

昨日の王将リーグは2局ともちょっと差がついた内容でした。
王将リーグはかなりのハイペースで進行していて、あさって月曜日も2局行われるようですね。
この日の羽生ー藤井戦は相当な大一番になりそうです。

この土日は新しい体制になった棋士会によるイベントが行われます。
棋士会みやぎ将棋フェスティバル
棋士会茨城将棋フェスティバル

今年度から遠山(元)編集長と弟弟子の糸谷君、親しく交流もある2人が副会長になり、陰ながら注目しています。
twitterでの発信なども持ち味を発揮していて素晴らしいと思います。
震災以来の復興支援というところに先日の台風が来てしまい、同じ県の中でも特に大変な地域もあるかもしれませんが、将棋が心の支えになってくれたらいいなと願っています。
人が集まる、ということが力になるのではないかと思います。

開催場所を地図で見ると吉田川、久慈川、那珂川といったところからある程度近いところでもあるようです。
どうぞお気をつけて、お出かけください。
出演棋士のほうは今日仙台に行き、イベント終了後に日立に移動して1泊でしょうか。けっこうなハードスケジュールですね。

復興支援と言えば、ready forでこんなプロジェクトをやっていることをたまたま知ったので昨日ポチりました。
「将棋」で検索してみると多くはないですが他にもあるみたいですね。

僕はこれから上越新幹線に乗ります。

カオス

昨日のA級順位戦はすごい将棋でした。
これほど形勢判断不能な局面が延々と続く将棋は、平成以前には多くなかったと思うのですが、たぶんこういうのが令和のトレンドになっていくのだと思います。
原因を探ってみると早い段階で桂馬が跳ねたり、成駒が自陣に帰ってきたり、交換した金銀を互いに打ち合って非対称な状況が長く続いたり、玉の囲いが定まらないままだったり、といったところが挙げられると思います。

日本将棋は持駒再使用が最大の特徴なので、こうした展開はある意味、将棋というゲームの特性をよく表している、という見方もできるかもしれません。
考えてみると過去にも、たとえば互いの飛角や金銀を入れ替えてスタートする、といった実験がお遊びで行われることは多々あったでしょう。
ただ、そういうときに優劣や形勢について真剣に考えたことはまずなかったと思います。
最近はそういう「初形からは普通はたどり着かないような不思議な局面」に、早い時間帯に遭遇してそこから戦いが長く続く、というケースが増えているように思います。
終盤であれば、いくら不思議な局面でも玉に向かっていくという明確な指針があるのでまだなんとかなりますが、中盤だとバランスを保つのは相当に難しいと思います。
昨日の将棋はそういう意味で、観ていて訳が分からないなりにレベルの高さが感じられて、素晴らしい将棋だったと思いました。

C2は大橋ー斎藤戦が序盤、中盤、終盤と目を引く手の多い面白い将棋でした。
形のきれいな将棋の中では黒田ー西田戦、新型急戦炸裂とその後の粘りで大熱戦になったあたり、参考になる手の多い一局だったように思います。
リーグは全勝が2人減り、混戦模様でしょうか。昇級ラインが1敗以内に収まるかどうかが今後の注目と思います。

今日は王将リーグが2局など。