負け

昨日の対局は、先手番で久々に三間飛車を採用。
最近流行の急戦形で、ある程度は予想していた形になったものの、その後の指し方が難しく、中盤でミスが出てしまいました。
時間配分なども含めて、指し方が難しい将棋だったので仕方ないかなと思います。

王将戦は「大阪王将杯」になり、年末と先週と二度行って準備も万全だったのですが、実らず残念です。
来週からも対局が続くので、気持ちを切らさずにまた次頑張ります。

高見叡王への挑戦権を争う叡王戦準決勝はどちらも年下の棋士が勝ち、挑決は永瀬ー菅井戦になったのですね。
今年度のタイトル戦では菅井ー豊島戦(王位戦)や中村ー斎藤戦(王座戦)などの若いカードがありましたが、挑決も含めてこの世代同士になるのは初めてのことだったと思います。
ただでさえ大きな勝負ですが同世代として、特に負けたくない感の出た戦いになりそうで、楽しみです。

昨日のタイトル戦など

王将戦第2局は先手中飛車vs流行の急戦という対抗になり、渡辺棋王の連勝スタートという結果に。
封じ手から数手進んで▲6七飛はうまい手に見えましたが、シンプルに飛車交換して居飛車がまずまずなのであれば、振り飛車としてはいままでの「対急戦」の考え方を根底から見直さないといけない感じです。
封じ手直前の△5二金は見慣れない一手で、一見昭和の古い形でもやはり2019年ならではの将棋なのですね。


また中継ブログには、高槻市長が前夜祭や対局開始への臨席だけでなく、熱心に観戦・検討される様子が出ていました。
将棋ファンの首長さんは、きっと全国に大勢いらっしゃるんでしょうね。

 

女流名人戦第2局は、里見女流名人が早くも防衛に王手。
中飛車から2八に振り戻してすでに作戦勝ちとは、見事な組み立てです。
最近観戦していても、ついつい「新手」に目が留まってしまうのですが、これはまさに(振り飛車編の)良い教材を見せていただきました。

ところで、年明けからのタイトル戦等の動向を反映してか、因果関係が逆か分かりませんが最近はちょっと振り飛車側の旗色が悪い傾向を感じています。
このままこの傾向が続くか、巻き返しがあるかは平成末期の注目ポイントになりそうです。

今日は叡王戦の準決勝と、朝日杯本戦最後の1枠。
叡王戦は明日もう1局が行われ、決勝三番勝負進出者が決まるというスケジュールのようですね。

12/26 永瀬七段戦

王位戦の予選決勝でした。
せっかくの大きな一番が、悔いが残る内容になってしまい非常に残念です。

本局は仕掛けに大いに問題があり、早々に苦しくしてしまい、そのままノーチャンスで負けという内容でした。

この局面ではすでに泣きたい気持ちになっていましたが、感想戦で△5一飛という手を指摘され、さすがよく読んでいるものだと自分との違いを痛感させられました。
その手を指したからどうにかなるものではないのですが、良くなれば慎重に警戒すること、悪くなれば手を尽くして粘ることが大切です。

実戦はここで△4二金と指しました。これは▲2一飛成なら△3二銀で竜を逮捕する、という部分的な手筋なのですが、▲2二歩で事態が好転しないことは分かっていました。
本譜もやはりそう指され、以下も手堅く押し切られました。

本局はモバイル中継もありました。
また観戦記もつけていただきました。おそらく2月の早い時期に掲載されると思います。(東京新聞など)
結果、内容両面で極めて残念な一局になってしまいましたが、またこうしたチャンスを作れるよう頑張りたいと思います。

12/18 西尾六段戦

この土日は、振り返りがまだだった昨年末の敗戦譜について書きます。

本局は4-2の勝ち越しで迎えた2018年最後の順位戦。
棋譜は名人戦棋譜速報でご覧いただけます。

先手中飛車に構え、最近流行の急戦の気配を察したところでこちらから先に打って出ました。(29手目▲6五歩)
たぶん似た例はあまりなく、この局面になったらやってみようと少し前に決めたのですが、ちょっと無理があったようです。

馬を作られ、少し進んだこの局面は、ある程度想定内でした。

しかしここで△5五歩の突き捨てが好手。シビれました。
▲同歩は△4四銀~△5五銀の進出が生じる上に△3四馬が7八の金に当たってきます。
戻って考えましたがこの展開を自然に避けることは難しく、馬を作らせたのが良くなかったということになりそうです。

実戦はやむを得ず▲7六飛△5六歩▲6六角としましたが、こんな取り込まれ方をしてはだいたい苦しいとしたものです。
そこで△4四歩がまた好手で、以下は粘りましたがチャンスなくやられました。

西尾さんとは今度の火曜日にまた対戦が決まっているので、借りを返せるように頑張りたいと思います。