3一銀

棋聖戦第2局、みんな言ってますけど、藤井七段強すぎました。
そして、これもみんな言ってますけど、△3一銀はたしかにすごい手でした。
ちょっと思いつかないですし、浮かんでも良い手には見えないし、もし良い手に見えたとしても、切り捨ててしまいそうです。
視野が広く、先入観がなく、読みが深い。ということになるのだと思いますが、いやはや。

ところで「3一銀」といえば加藤新名人、というのが多くの将棋ファンの認識ではないかと思いますが、この認識も今後塗り替えられるのか、あるいは書き足されることになるんでしょうか。
これでタイトル獲得まであと一勝です。
渡辺さんがタイトル戦でストレート負けを喫したことは、たしかなかったはずです。

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昨日は都知事選の不在者投票に行ってきました。
ポスター掲示見てたらこの国がちょっと心配になりますが、まあ人それぞれだから仕方ないでしょうか。

それとコロナの感染者数が増えているのが気になります。
引き続き、感染経路をできる限り断つことを、意識しておきたいです。

今日は総会で、公式戦対局がないため、モバイル中継は清麗戦の後日配信。
挑戦者になった上田さん特集のようですね。
自分も一局解説を担当していますので、良かったらチェックしてみてください。

和服

今日は棋聖戦第2局。
世間の話題は藤井七段の和服のようで。
さっきブログで見ましたが、よく似合ってますね。何かにつけ、さすがです。
今後王位戦も含めて着る機会が続くはずですが、何着用意しているのか、お楽しみです。

戦型は急戦矢倉。後手が5筋を突いていないのは最新の駒組み、それでも構わず仕掛けたのは斬新です。
渡辺さんの急戦矢倉は珍しい印象なので、かなり練ってきているのでしょうね。

あと今日は日本シリーズ(JT杯)が開幕します。
こちらもおそらく、和服での対局になるのではないかと思います。
ただ例年は全国各地を転戦する棋戦ですが、今期はスタジオでの対局となるようです。

早く公開対局や、大盤解説会といったイベントが再開できるような社会情勢になると良いですね。
このところ東京を中心に感染者がまた増加傾向なので、ちょっと心配です。気をつけましょう。

近況、昨日は丸一日原稿書き。
先週は解説の仕事をいただいていたり、オンラインでギャモンの試合をしたりとそれなりに忙しく過ごしていました。
基本的にはstay homeをいまも続けていますが、徐々に日常が戻ってきている感じはします。

それと「支部ニュース」という支部会員向けの小冊子に、懐かしい将棋を題材にした次の一手を寄稿しました。
全国のファンの方々には、ぜひ考えてみてください。

この冊子、勝又さんの「プレイバック2004」は面白かったです。
2004年は自分がプロ入りを果たした年でもあるのですが、この頃に奨励会入りした(あるいはしなかった)子どもたちの層は本当に厚いのだなあと改めて思わされました。
そして、その頃にはまだ生まれたばかりだった藤井七段が、いまや彼らをなぎ倒してタイトル戦に出てきたのは、ご存じの通りです。

では、今日もご注目を。

入玉

名人戦第3局は、よもやの入玉決着でした。

豊島玉が正面から猛反撃に遭う
→地下を這うようにして右辺に逃げる
→ようやく振り切ったと思いきやさらに追手が来る
→今度は穴から出てひたすら上へ、そして左へ
→ついに逃げ切る
という感じで、ハラハラするような逃走劇でした。
直角三角形を描くかのような豊島玉の軌跡は、めったにお目にかかれるものではないでしょう。

そもそも豊島名人が先に寄せ切って勝つような流れだったはずなので、それを許さず勝負、勝負と迫った渡辺三冠の追い上げが見事でした。
そして、普通なら逆転する流れだったと思いますが、そうならなかったのはさすが名人です。
渡辺三冠はこのところ追い上げ届かず、という終盤戦が続いており、明日の棋聖戦第2局ではどう巻き返してくるか、こちらも注目です。

またもう一局の解説担当局、竜王戦4組決勝はお互いに勝つチャンスのある内容だったように思います。
終盤のわずかなところで勝敗が揺れ動き、結果どちらかだけが栄冠を手にする。
という将棋の世界の厳しさがよく現れた一局だったかもしれません。

竜王戦はこれで決勝トーナメントの出場者が出そろいました。
本戦はやはり藤井七段に注目が集まるのだと思いますが、左の山で若手の中から誰が抜けるか、師弟対決が実現するかどうかも気になるところです。

2日間いつも以上に真剣に観戦して、楽しいひとときでした。
お好み焼き定食や天童のさくらんぼについても解説していますので、良かったら再度ご覧になってみてください。

続・解説

昨日の局後解説担当局、大橋ー斎藤戦は大橋六段の快勝。
藤井七段に続いて前王座を破る活躍は、素晴らしいの一言です。

また永瀬ー佐藤戦は、解説にも書きましたが、非常な名局でした。
佐藤会長の底力には驚くばかりです。迫力ある指し手の連続で、仕事のことは忘れて、見入っていました。
やはり素晴らしい将棋には人を感動させる力がありますね。

また今期竜王戦1組は1位~5位全員が40代以上(最年少が自分より3つ上の佐藤和俊七段)になったようで、これは驚くべき結果と言えます。
今後もなかなかないのではないかと思いますが、果たして・・・。

順位戦もゆっくり見たかったですが、さすがにすべてくまなくは目を通せないので、全体の流れだけ。
新四段勢では渡辺君は快勝、谷合君はらしい将棋で競り合いを制し、お見事でした。
石川君は逆転負けでしょうか。相手も2年目の新四段なので、意地のぶつかり合いみたいな将棋だったかもしれません。

それと藤井七段はまたも見事な勝ちっぷりでした。強い。
佐々木勇気七段とはあの30連勝阻止の一局以来の対戦だったのですね。
明けて今日が、新記録・29連勝達成の日みたいです。
あの日からもう3年、早い。
あのときよりレーティングにして数百点上がっているとしたら、恐ろしい。

今日も続けて局後解説を務めます。
担当は名人戦と、竜王戦の船江ー石井戦。

名人戦は依然として豊島名人がリードしていると思いますが、渡辺三冠も玉を固めて逆転のチャンスをうかがっています。
竜王戦は4組決勝という大一番です。

解説とか

今日から名人戦第3局。
将棋会館での名人戦は、あの加藤名人誕生の一局以来とのこと。自分にとっては生まれて間もない頃のことです。
当時、他の対局はどうだったんでしょうね。今日はC2順位戦など他の対局もあり、やりくりがかなり大変だったのではと想像します。

将棋のほうは渡辺三冠が△4四歩と止める選択、これは叡王戦の挑決でもありましたがあのときとは持ち時間や振り駒の有無などの違いがあり、興味深いところです。
豊島名人は午前中から早くも仕掛けており、相変わらず決断が良いですね。
居玉の後手はまとめるのが大変そうで、ここからは一手一手が重くなると思います。

また今日はモバイル中継の局後解説を務めます。
担当は竜王戦の永瀬ー佐藤戦と王座戦の斎藤ー大橋戦の2局。
2局とも角換わり腰掛け銀に進んでいますが、佐藤会長がこんな普通の定跡形を指されているのはかなり意外です。
終局は夜になるでしょう。自分にとっても長い一日になりそうです。

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昨日のB2は、四間飛車が多い1日でした。
内訳はミレニアムが2局にエルモ急戦、銀冠、それに角交換型が1局の計5局。
四間に関する私見ですが、居飛車がいろんな対策を指しているときは、流行の兆しあり、だと思います。
さらに居飛穴が1局もないというのは、平成の時代を生きてきた自分にとってはかなり珍しく感じることで、新時代を思わせます。

一昨日の王位戦挑決の話題、藤井君が「30歳差のタイトル戦」に関して問われたときに「将棋は年齢に関係なく楽しめるのが良いところ」と返したのはいつもながら当意即妙で素晴らしいですね。
対して(?)木村王位の「彼は子供ではない」というコメントも良かったです。
7番勝負がいっそう楽しみになりました。

その藤井七段、中1日だけ休み、周りより1日だけ遅れて今日が順位戦開幕局。
いきなり昇級者同士での激突なんですね。こちらも見逃せません。
忙しい一日になりそうです。