竜王戦 奇跡がまたひとつ

この2日間は竜王戦が多く中継されていました。

1組の2局は木村王位と羽生九段が勝ち上がり。やはり上位陣は強い。
1組決勝は羽生九段と佐藤和七段の顔合わせになりました。和俊さんは順位戦で自分と同じC級1組の所属です。
そもそもCクラスの棋士が1組に在籍した例は数えるほどしかないはずなので、決勝を戦うのはおそらく初めてのことと思います。地味ながらけっこうとんでもない記録です。

注目の千田ー藤井戦は、千田君に誤算があったようで思わぬ早い終局でした。
3組決勝で杉本八段と藤井七段の師弟対決が実現したらすごい、という話は表ができた時点から巷ではありましたが、本当にそうなるとは驚きます。奇跡的、という表現を使うしかないと思います。

藤井七段は竜王ランキング戦でいまだ無敗(それもすごい、というかやばい、というかおかしい)。今期も危なげない将棋ばかりです。
いっぽうの杉本八段は決勝までの3局はどれも苦しい場面がありました。中でも準決勝の菅井八段戦は終盤はっきり負けだったと思います。

いろいろなハードルを乗り越えての、奇跡の邂逅と言えます。
決勝戦はまた大変な盛り上がりになりそうです。

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