勝ち

一昨日の対局は、先手番で矢倉対雁木模様。
序盤の何の変哲もなさそうな立ち上がりで、ちょっと面白い手順が現れました。

図から▲5五角△4五歩▲7七角と進展。
最初の▲5五角は、3七への転換を(普通は3手かかるところ)2手で実現しようという狙いで、たまに見かける手です。
次の△4五歩は、その狙いを許さないという手で、こう指されると角交換は避けられません。
が、やや伸びすぎになると見られているためか、実際にこう反発することは少ないイメージです。

対して普通は▲3三角成ですが、あえて▲7七角と引くことで、相手から角交換させて一手得(?)を狙いました。
トータルで見ると、最初の局面から「一手パスする代わりに△4五歩と突かせた」という勘定になっています。
損得は難しいところですが、悪くないと判断しました。

このあとは4五歩を目標に早めに戦いを起こしたのが良く、有利に運ぶことができました。
全体的にもまずまずの内容になったと思うので、良かったです。

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昨日は流行語大賞に「観る将」がランクインしたことが大きな話題となりました。
この言葉が将棋界の枠を越えて広く知られ使われるようになったということは、将棋というものの認知度の面で大きな転換点であると同時に、「かつては」やはり将棋は指すものと思われていた、ということも示しているのだと思います。
今後は「認知の次のステップ」にいかに進んでもらえるかが、普及の観点で重要ではないか、、、といったことを最近よく考えています。

また、新将棋会館のクラウドファンディングが2億円を突破したとのこと。


多くのご支援をいただき、本当に感謝しています。
引き続き、よろしくお願い致します。

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