新二冠

王座戦は3-0のストレート決着という結果でした。
3局とも終盤で斎藤王座が時間を使い切り、その後に差がつくという展開で秒読みが明暗を分けたシリーズだったかなと思います。
今期から持ち時間計測方法が変わったことも結果的にかなり大きかったかもしれません。

最近のタイトル戦を見ていて思うのはとにかく一つ取るのも大変ということ、防衛するのもやはり大変ということ、そしてタイトル戦というのは晴れ舞台であると同時に失うものも大きい勝負だということ、等。
大きな舞台に上がることでコンディションが変化するほうが普通な中で、いままでと何も変わらない(ように見える)新二冠はやはり独特の才能の持ち主でそれが叡王戦・王座戦の結果につながったのではないかと思いました。

また永瀬王座は叡王に続く戴冠で一気に八段ですか。そして少なくともどちらかを防衛すれば九段と。
来年の2つの防衛戦は本人にとっても将棋界全体にとっても大きな勝負になりそうです。

8人8冠の少し前から、タイトル移動が目まぐるしい状況は相変わらずですが、そんな中でも星が集まるべきところに集まりつつある雰囲気になってきました。
東西のタイトル数も一時4-4だったのが再び7-1と差がつき、次は豊島名人の竜王挑戦と名人防衛戦に注目が集まります。

10月

早いですね、とか言ってるうちにまた一ヶ月経ちました。
まだ暑いけど暦の上では完全に秋です。
また台風が来るかもしれないとか。気をつけましょう。

やや停滞気味だった執筆活動ですが、ここ数日で遅れを取り戻してようやくゴールが見えてきました。
おそらく12月発売になると思います。よろしくお願いします。

振り返るにはまだ早いですが振り返ってみると、今年は著書を2冊とその他に監修本も出すことができて、その他に趣味でも仕事でもあちこち出かけたりもしているのでそれなりに充実しているかなと思います。
ただ将棋の成績は停滞を通り越して完全に下降気味なので、なんとかしなくてはと思っています。

最近、公式戦でも練習でも、思うような内容の将棋が指せないことがちょっと多くて、これが結果以上にしんどいです。
みんな悩みながらやっているのは間違いないので、自分も悩むのは大変だけれど当然のことで、何もしないで沈んでいくよりは精一杯悩んで何かを変えていこうと思います。

今日は王座戦第3局、戦型は矢倉に進んでいます。
後手急戦の流行形の中ではやや類型の少ない形で、特に斎藤王座はつい直近の対局で先後逆で同じ出だしの将棋を指していただけに、この選択は興味深いところですね。

来場御礼

昨日、ご来場いただいた皆さまにはどうもありがとうございました。
とても楽しいイベントでしたね。

検定は時代が幅広く良い問題が多かったと思いました。(自分はAコース)
たぶん合格はしているのではないかと思いますが(願望も込みで)、当然ながら知らないことも多かったです。特に江戸時代は事前に勉強していないとちょっと厳しい。
知っていたのにできなかった、みたいなことが少ないのは他の検定と異なる良い点だと思います。

クイズ大会、優勝された6番の方(お客さん)は本当にすごかった。
たまたま隣だったのですが本当に感心しきり、特に福沢諭吉と渋沢栄一はお見事でした。
中村太地君が早押しの研究をしてきてびっくりしましたが、それでも角1枚ぐらいは違う感じだったと思います。
おめでとうございました。

これからも続くと思いますので、またご参加ください。
僕もまた呼んでいただけたら、次は将棋クイズ王(?)目指して精進します。

今日は王将リーグに藤井七段が初参戦。
こちらも文化検定と同じく「大阪王将杯」王将戦です。

文化検定とか

本日、第5回将棋文化検定です。
初めて受検するので、とても楽しみにしていました。
東京会場にてお会いする方々には、よろしくお願い致します。
お天気がすこし心配でしたが無事、大丈夫そうで良かったです。

【東大VS天才棋士】東大生4人vs天才棋士・森内九段!どっちが勝つ!?【検証】
一部で話題の?クイズノック動画。面白かったです。
ルールは皆さんで考えたんでしょうかね。企画もトークもカメラワークもさすだなあと感心しきりでした。
そして最後まで見て、なるほど、そういうコラボがありましたかと膝を打つなど。

それにしても森内九段の早押しは本当にすごいですね。
今日、自分や他の棋士も含めてクイズ大会があると聞いてるんですが、勝負になるんでしょうか(笑)

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昨日は土曜日にも関わらず公式戦の多い日で、タイトルホルダーが3人も登場するなど、都合4棋戦7局でした。重なるときは重なるものですね。
うってかわって今日は公式戦対局がなく、モバイル中継では好局振り返りが配信されています。

実はそちらで解説を担当しています。この将棋は終盤は何度か形勢の入れ替わる、ハラハラする展開になりました。
面白い将棋ですのでぜひご覧ください。

負け

昨日は久々にとんでもない大敗でした。
たまに顔を出してくる、自分の悪い部分が出てしまった感じです。

心技体がどれもダメな一日で、楽しみにしていた対局だったのにとても残念ですが、また次頑張ります。
とりあえず、心身を万全な状態に回復させることが大切ですね。

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木村新王位の誕生、46歳という最年長記録ももちろんすごいですが、23歳でようやく三段リーグを抜けた棋士がタイトルを獲得したというのもすごいことで、勇気づけられる結果です。

将棋は努力すればちゃんとその分だけ結果が出る世界で、15でプロになる才能の持ち主と、25で四段にたどりつく根性の持ち主が共存することで厳格な競争を維持し、多様性を確保しています。
一方でトップに関しては極端に早熟が好まれる世界でもあり、これまで20歳を過ぎて四段になった棋士でタイトルに手が届いた例はほとんどなかったはずです。
この事実を自分が初めて知ったときには愕然としました。

これから20代でプロ入りした後にエリートの仲間入りをした棋士たちの、目の色が変わるのはたぶん間違いないと思います。
いろんな意味で本当に歴史的な新記録です。