6/15 黒田五段戦

先手番で横歩取り。
久々であることは意識していましたが、調べてみると実に5年ぶりでした。
序盤から長考を重ねて、夕休あたりまではまずまずの内容の読みができていたと思います。

夕休後も読み筋通り進めていましたが、72手目△8六歩をうっかりしていました。
代えて△4四角、△6六角、△7七角、△8八角などを読んでいました。
飛車取りにしなくても、5七馬の存在が厚いため▲4五桂が際どく詰めろになりません。

ただ、帰って調べてみると本当の敗因はここで悲観してしまったことのようで、この後も何度かしのぐチャンスがあったようです。
実戦は悪手を重ねてしまい、反撃に出るタイミングを失ったまま敗れました。
難しいと気づいていれば、いくらでも他の選択肢を掘り下げる余地はあっただけに、持ち時間を1時間も残した罪はかなり重いです。

相手の黒田君とは初手合を通り越してほぼ初対面でしたが、朝からほとんど正座を崩さず、席を立つことすら少なく、すごいと思いました。
変化が多かったのでコロナ禍としては比較的長めの感想戦になったのですが、そこで出なかった選択肢もたくさんあって、もっと広く深く読まないといけないと反省しました。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

突然ですがしばらくの間、告知等を除き、ブログの更新を休止します。
これだけ負けが込むということは何かを変えないといけないのは明らかで、でも自分が人生で時間を費やしているものはどれも自分にとって大事なことばかりで、その中からだと削れるものがこれぐらいしかない、といったところです。

振り返ってみるとブログはもうかれこれ15年近く続いており、若手の頃から棋士の中ではwebでの発信にかなり力を入れてきたという自負があるので、休むのは残念な気持ちもあります。
ただそれも近年は特に評価されるでもなく、というかむしろ逆と感じることも多いので、潮時かもしれません。

とりあえずいま大事なことは良い将棋を指して、白星を挙げることなので、それができるようになったら、また改めて再開を考えたいと思います。
なるべく早めに戻って来られるように、頑張ります。

 

NHKテキスト

将棋講座7月号が届きました。
前にも書いた通り、今号と次号の付録を担当しています。

定期購読の方には、すでに届いているかもしれません。
書店にも近いうちに並ぶと思います。

今年も予選の対局すべてを並べました。
力作ですので、ぜひご覧ください。

出演情報

今夜は銀河戦(阿部隆九段戦)の放映があります。
ご覧いただければ幸いです。

//////////////////////////////////////////////////////////

陸上の山縣さん、9秒95の日本新記録。すごい。
実は、修道の後輩に当たります。歳が離れているのでまだ機会はないのですが、いつかお会いしてみたいですね。

自分自身は、とりたてて書くこともないような日々を過ごしていますが、先週は久々に近所の中学校の指導に行きました。
今年に入ってからは部活動も基本的にはお休みだったので、半年ぶりくらいだったと思います。

思えば子どもに向けて話すということ自体も同じく半年ぶりのような。何だかとても楽しかったです。
声を出すことは人間にとって、想像以上に大切なことなのかもしれないと、そんなことを思いました。
来月以降も、楽しんでもらえるように頑張ってやっていきたいと思います。

6/2 佐々木五段戦

昨日は午前の対局の結果、佐々木大地五段との対戦に。
後手四間飛車の持久戦で、良いところのない完敗でした。
最近は中継のないときは図面を載せることにしていたのですが、あまりに見せ場のない内容だったので、今回はなしにします。

最近は序盤、中盤、終盤と全部がスキだらけで敗因が多岐に渡っており、改善が難しい状況が続いています。
短期的なV字回復は難しそうなので、まずは対局に集中することと、悲観的にならずモチベーションを維持できるよう、努力していきたいと思います。