7/26 渡辺(正)五段戦

指し直し局は先手番になったので、久々に藤井システムを採用。
この戦法は先後の差が大きく、特に先手番ではいまでもかなり有力だと思っています。
指し直し局に続いて、相手に前例の少ない対応をされて、千日手局はまずまずだったのですが本局ではすこし失敗してしまいました。

そういえば、渡辺五段はこの正和君と、もうひとり大夢(ひろむ)君がいて、大夢君は受け将棋で有名なんですが正和君も比較的受け将棋ですね。
プロ棋士も多くの人は攻めるほうが好きなので、珍しい偶然だなあと指してみて思いました。
(正和君とはこれが初手合、大夢君とはまだ指したことがない)

図は中盤の勝負所で、いま▲5六銀(飛車道を通す)△5五歩(反撃)▲6四飛(手抜いて勝負と飛車を走る)△5六歩(当然銀を取る)と進んだ場面。
相手はすこし前から、自分はちょうどここから30秒将棋。

先手を取るのが何より大事なこの場面、どう見ても▲4四飛(金取りなので手抜けない)の一手なんですが自分の指した手はなぜか▲4四角。
当然手抜きで△4五桂と打たれて、一手で敗勢に。
ちょっと理解不能な悪手で、呆れました。

大きな悪手が出るときにはそれなりの理由があることも多いですが、いっぽうで「なぜそう指したか分からない」という不思議なことも多くて、この場合ははっきり後者です。
こういうのがなくならないと、勝率は上がりません。

中盤以降では、他にこれという反省する手はなかったので、あまりにももったいない一手でした。

銀河戦は前期は久々に本戦で2番勝てたので、今期もぜひ出たかったのですが残念。
過去一番良いところ(ベスト8)まで行った棋戦でもあります。
今後また決勝トーナメントに出られるように頑張りたいと思います。

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