第4回将棋文化検定が、3年ぶりに行われるとのこと。
将棋文化検定
けっこう棋士もたくさん受験(出演)されるのですね。
検定は好きなので、僕も呼ばれたかったな~残念。
とまあそれはさておき、リリースを見たところどうやらスポンサーもついたようで、こんなところにも将棋ブームの後押しを感じますね。
ありがたいことだと思います。
支部派遣やイベント等のお仕事に行くと、指導者の方を中心に過去に受験されたという方も多くいらして、いろいろとご意見をいただくことがあります。
いままで一番よく言われたのが、ある棋士が好きなマンガのタイトルを答えさせる問題が過去にあったそうで「文化と関係ないのではないか」というものでした。
たぶん、そうした声は現場に届いていると思いますし改善されているのではないかと思います。
自分の意見としては、将棋のルールやマナーなどのごく一般的なことをはじめとして、将棋界や将棋連盟の歴史や現在についての知識を、指導者の方が身に付けて、そして教えていただけるようになるためのものにするのが良いと思っていました。
その意味で
>(4)1級合格者は、将棋普及指導員審査における筆記試験が免除になります。
と書いてあるのはとても望ましい方向だと思いますね。
ちなみに僕が単発の入門教室などで、つかみでよく使う質問にはこんなのがあります。
・将棋はどこからやってきた? (1)アメリカ(2)中国(3)インド
・将棋の名人はいつからいるでしょう? (1)100年ぐらい前 (2)400年ぐらい前 (3)1000年ぐらい前
で、江戸時代の「将棋所」「御城将棋」の話とか。
100年ぐらい前にいまの将棋連盟ができたんですよ。とか。
日本の将棋は1000年ぐらい前からあるんですよ。とか。
そんな話をすることが多いです。
将棋はゲームであると同時に伝統文化の側面もあるので、歴史を知っておくことで教えるときにも有用ですしまた自分自身もさらに興味を持てるようになると思います。
検定はそのひとつのきっかけではありますが、今後将棋界の歴史や文化にももっと光が当たると良いなと思っています。
将棋はどこからやってきた、の答えは何でしょうか。起源という意味ではインドでしょうが、直接的には中国か朝鮮半島でしょうか。
そうですね。伝来のルートには諸説あるようですが、もともとはインド発祥というのが定説になっています。