社会の変化

コロナウイルスによって、身の周りも、すこし離れたところも、日本も世界も、いろんなことが一変したと感じています。たぶん、多くの人が同じように感じていると思います。

個人レベルではたとえば、旅行に出かけることは、当面難しくなりました。
いわば鎖国に近いような政策を、いろんな国が採るようになりました。やむを得ないことでしょう。
自分自身ここ数年は毎年どこかには出かけていたわけで、よもやこんな状況になるとは、想像もしませんでした。

社会の話題が一手に集約されることで、世の中が急速に関心を失い、半ばどうでもよくなったこと、というのもたくさんあります。
一方で気がついたら解決していた、とか一気に時計の針が進んでくれた、というものもあります。

前者の代表例としては、たとえばゴーンさん。いま、彼を追いかけているメディアは少ないと思いますが、どうしてるんでしょうか。
たとえば、英語教育や大学入試の問題。方針が定まらず、現場は大混乱しているように(報道からは)見えていましたが、休校となれば、さらにそれどころではありません。
とはいえ現場の苦労は続いているはずで、自分がもしその立場だったらどんな対応をするだろうかと考えたら、、、大変そうです。

後者の例としては、たとえば環境問題。
イタリアの川がきれいになったとか、中国の大気汚染が緩和されたとか、いろんなニュースを目にしています。
あまり詳しくは知らないのですが、これまでいろんな手を打ってもうまくいかなかったのが、劇的に変化したのではないかと思います。

国内ではここ数年の流行語として「働き方改革」がありました。
ようするに全然変われないでいたということだと思いますが、さすがに今回は変わりそうな気がします。
とりあえず要請だけ受け入れて、5月から元通り、とはならないでほしい。というのはいま、一番の関心事です。
どれだけ企業が働き方を改革できるかで、今後の感染拡大のペースにも影響が出ると思うので。

将棋界に目を向けると、昨年来の大きな課題としては、将棋会館移転の問題があります。
たぶん、今はそれどころではない状況という可能性が高いですが、課題としてはかなり大きいはずです。
順位戦制度の問題も、継続審議の状態が続いています。
こちらは内部的なことではありますが、棋士にとってはやはり大きな問題です。
周りが関心の度合いを下げても、当事者からしたらそれも依然として重大な問題、ということは多くて、こういうところが責任ある立場だと特に難しいところではないかと思います。

いまは感染拡大が小康を得ている状態なのが幸いですが、今後状況は良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれないし、いずれにせよ目まぐるしく変わる可能性は高いと思います。
その状況を正しく見極めて、適切に判断できるようにしたいものです。

では、今日はこのあたりで。

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