竜王戦、順位戦

昨日はほぼ家で過ごしていたのですが、さすがにずっと中継にくぎ付けでした。
注目の竜王戦挑決は、羽生二冠の勝ち。
良い将棋だったと思います。松尾さん惜しかった。

渡辺ー羽生戦は久々の印象で、調べてみるとタイトル戦で2年半ぶりで、それ以降他の対戦も数えるほどでした。
竜王戦では7年ぶりですか。
過去のタイトル戦と比べても、今回のタイトル戦は戦型の予想などが特につきにくく、何が飛び出すか分からない面白い将棋になる予感がします。

A級順位戦はその渡辺竜王が勝ち。
激しい将棋で、一方的に相手の研究が深そうな流れに見えましたがさすがに強い。
▲3九歩が結果的に最後まで関所になったわけで、よほど良い手だったということなのでしょう。

前日のC2は、神崎ー及川戦が中盤以降、常に大きな駒が当たりになっている感じで面白かったです。
取れるものをすぐ取らないのがプロの将棋?
かどうかはさておき、あれだけ取れる駒を取らない応酬は、なかなか珍しいのではと思いました。

あと、久々に200手超えの将棋があったのですね。
中座ー村田戦ですが、早い段階で後手の金銀が玉から離れて、玉のほうが終盤でそちらに向かっていく展開で、入玉をめぐる攻防が見ごたえありました。

ちなみに調べてみると、200手超えは公式戦では1か月ちょっとぶりでした。
たまにある印象なので、だいたいこのぐらいのペースなんですかね。
実は僕自身はいまだ一度も経験がないのですが、今後そういう機会があるのかどうか。

今日は土曜日ですが、叡王戦の中継・ニコ生放映があります。
僕は仕事で、これから伊豆に行ってきます。

順位戦、新人王戦、竜王戦

昨日のC2は、その前日のB2に続いて、遅い終局の将棋が多かったですね。
今週はひときわ熱戦が多かった印象です。
桐山先生がまた若手を下していて、すごいなあと驚嘆しました。

自分も30年後、順位戦を指していられるだろうか。
最近はいつもそんなことを考えている気がします。
一局指すだけでも大変で、勝つのはもちろんもっと大変で、いまの暮らしをいつまで続けられるだろうかと思う一方で、できる限りは頑張らなくてはといつも自分に言い聞かせている。
そんな感じです。

B2は昨日ブログを更新したあとに改めて目を通しました。
中川ー飯塚戦が特に印象に残りました。
すこし形勢に差がついたと見える局面から、なかなか終わらないのがプロの将棋の大変なところでもあり、奥深いところでもあります。
最善を尽くすことの大切さ、難しさを感じる一局でした。
他にも両者1分将棋になったところはどれも、終盤に大きなヤマ場があって見ごたえのある将棋でした。

 

また昨日の新人王戦は、両者1分将棋の熱戦で佐々木四段の勝ち。
途中は藤井四段のほうが盤石に近い態勢に見えましたが、やはり一局の将棋を勝ち切るというのは大変なことですね。
彼にとっては棋士人生で初めての、逆転負けらしい逆転負けではないでしょうか。
ただこれまでにも何度かそういうピンチはあったし、時にはミスも出るのが普通です。

連勝中は一種独特な空気感があったのではと思いますが、いったん落ち着いて、さて今後どうなるか、という感じですね。
そういえば心なしか、報道も落ち着いてきた印象を受けます。
そんな中で、勝ち上がる棋士に藤井四段と同じぐらいに注目が集まると良いですね。

 

今日は注目の竜王戦挑決。
戦型はまたしても横歩取りで、今回は松尾八段のほうが横歩を取る側に。

松尾さんがこの年でタイトル初挑戦ということになればなかなかない快挙で、しかも兄弟弟子での対戦になるのでとりわけ注目しています。
いっぽうで永世七冠へのチャレンジということで、羽生二冠にとってもなかなかないような大一番です。
どんな結末になるでしょうか。

王座戦、順位戦

昨日の対局は、中盤以降はうまく指すことができて、相手の粘りに手を焼きながらもなんとか勝ち。
最終盤はまたしてもトン死の筋があり、危ないところでした。
本当に、将棋は最後の最後まで何が起こるか分からないゲームです。

B2の順位戦で対局の多い日でもあり、昼休みには多くの棋士が、前日の王座戦第1局について話していました。
投了図以降は最善を尽くせば千日手だった、の結論には驚きの声ばかり。それはそうでしょうね。
僕自身はリアルタイムで観ていて、▲2六馬と引く筋があるので先手勝ちなのかな、と思っていました。
その先の物語があったのですね。

ただ1分将棋が延々と続く中で、あの局面で投了してしまったのは、仕方なかったのではという声が多かった気がします。
また一局を通してみると、すごい大逆転と見た人が多かったみたいですね。
僕自身はそうは思わず(明快な決め手が分からなかったので)、意見の分かれるところかもしれません。

いずれにせよ大変な死闘でした。
挑戦者にとっては本当に勝利ですが、相手は絶対王座ですから、これで五分といったところでしょうか。

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対局後は感想戦を控室でやって、その後すこしだけ順位戦を観戦。
大熱戦が多く、終局時間もかなり遅めだったように思います。
面白そうだったので、最後まで観ていたかったのですが、対局の疲れが出たので早めに帰りました。

そういえば検討しているときに、最近終盤の逆転が多い、という話を聞きましたが、そういうのも流行とかあるんでしょうか?
僕はこないだトン死したばかりなので、次は絶対にないように、ゆめゆめ気をつけなくては。

中継のK君(M記者)から「藤井ー大石戦ですごい手が出たんですよ。ブログにどうですか」と推薦を受ける。
図面を見せられて、すこし考えるも分からず、仕事の邪魔をしてはいけないのですぐに答えを教えてもらいました。
たしかに、次の一手のようなすごい妙手でした。
興味のある方は名人戦棋譜速報でチェックしてみてください。

今日もC2の順位戦があります。
また新人王戦では藤井四段が登場。
彼への注目は相変わらずですが、相手の佐々木大地四段も、かなりの好成績で、激戦必至ですね。
好勝負に期待しましょう。

自分の対局の反省はまた後日に。

今日対局

予約投稿です。

今日は王座戦の1回戦で、相手は黒沢五段。
彼はいまでは珍しくなった、居飛車をほとんど指さない振り飛車党で、かなり個性的な将棋を指すので新四段のときからずっと注目して見ています。

すこし前に読んだ著書も、かなりマニアックな変化がたくさん書いてあり、スペシャリストの世界が垣間見えて面白い内容でした。
アマチュアの方には、こんなに研究しているんだなあ、とかこんな世界もあるんだなあ、という感じで読んでもらえれば良いのではないかと思います。

今日は自分も良い意味で個性が出せるようにと思います。

 

昨日の王座戦第1局はすさまじい大熱戦でした。
いつも思うことですが、本当に強い人の玉はなかなか寄らない、強い人の終盤はなかなか終わりませんね。

良いものを見せていただいて、高揚した気持ちを自分の対局にも生かせるように頑張ります。

王座戦、アマ名人戦

今日は王座戦第1局、舞台は仙台。
羽生王座が後手番で流行の雁木模様を採用しています。
昨日の▲斎藤ー△稲葉戦ともかなりよく似た進行ですね。

「雁木」については、僕も何度もブログにも書いたぐらいなので、注目はもちろんしていたもののここまでの大流行になるとは予想できませんでしたね。
棋士の好奇心の賜物と思います。
やはり新しい研究対象が出てきたら試してみたいと思うのはプロの性でしょう。

将棋世界最新号、表紙は数か月ぶりに藤井四段ではなく羽生王座。
巻頭特集は挑戦者・中村太地六段のインタビュー、北野さんのいつもながらの、心に残る名文でした。

将棋の勉強はやればすぐに結果が出るというほど簡単なものではないですが、結果が出ない時期が続く中で急に花開く時があります、今はそういう時かもしれません。努力の量と比例して勝てるなら誰でも努力を続けられますけど、実を結ぶまでに一定期を要するのが大変なんです」

タイトル戦は華やかな舞台ですけど、負ければ時は過ぎ去っていく。振り出しに戻り、出直さなくてはいけない。形には何も残りません。タイトル戦だけでなく、1局負けるごとに葛藤はあります。棋士は葛藤を抱えた生活を何年も何十年も続けていく。だから最近は年配の先生方を前以上に尊敬するようになりました」

他にもいろいろと印象的でしたが、これぐらいで。
何かと楽しみな五番勝負です。

またこの土日はアマ名人戦の全国大会でした。
北海道の横山さんが、朝日・赤旗・支部に続く4つ目のタイトルとのこと。
プロとは違って、アマチュアにはシードがなく基本的には予選からの出場になり、全国大会では強豪相手に一日に複数局、ノックアウトトーナメントを戦うわけで、年度四冠はちょっと考えにくい記録です。

北海道はプロ棋士を多く輩出している「将棋王国」として有名ですが、アマチュアにも僕と同世代の清水上さんなど、多くの強豪を全国に送り出しています。
先人の普及活動の賜物だと思います。

現在も北海道将棋会館の拠点を中心に、札幌だけでなく多くの支部の方々が普及に務めておられます。
広い道内で、大会や支部活動をあれだけの規模で続けているというのは本当に大変なことです。
もちろん将棋界にとっても大変ありがたいことですし、ますますの隆盛を期待しています。