来場御礼

3年ぶりの森一門祝賀会にお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。
感染対策のこともあり、あまりお話できないままになってしまった方もたくさんいたのですが、ともかくも久々にお目にかかれたことは良かったです。
これを励みにまた頑張っていきたいと思います。

ちなみに、今年は壇上に一門の棋士・女流棋士は17名。
よく聞かれるので、メモしておきます。

当日終電で帰京し、今日はバックギャモンフェスティバルに顔を出すなど。
森内九段が日本選手権で優勝。
他にも藤田麻衣子さんが中級戦で優勝、青嶋六段はチェスで優勝したらしい、など、将棋勢の活躍の目立ったGWでした。

森内先生は来年の日本代表入りが内定したとのことで、自分もまた加われたらいいなと思っています。

勝ち

先手番で矢倉戦、後手急戦形。
すぐには戦いにならず、間合いを図る展開に。


図で▲6八銀と引いたのが地味な好手で、はっきり作戦勝ちになったと感じました。
と言っても何のことか分かりにくいと思いますが、現局面はすぐには△6五歩と来れない形(▲7三角成が生じる)なので、△8五桂のほうを警戒するのが大事という理屈です。
加えて、近い将来生じるナナメの王手のラインを消していることも大きなメリットです。

実戦は▲6八銀以下、△8一飛▲5五歩△5四歩▲同歩△同銀右▲5八飛と進展。
そこで△5五歩と打てないといけない形ですが、対して▲5六歩から反発していく手があります。
この後は小さなミスはあるも、リードを保って押し切ることができました。

村田君とは公式戦では意外なほど当たってないですが、25年ほど前にはよく指した間柄で、懐かしさを感じつつの対戦になりました。
6組・5組と来たので次は4組で対戦したいものですね。

本局は全体的にうまく指すことができて、明日の祝賀会にも気分よく臨めそうです。

明日大阪対局

竜王戦で村田智弘七段と。
17年前の6組決勝以来の対戦です。

このGWは3年ぶりに森一門祝賀会が開かれる運びとなり、今日から3泊4日の大阪滞在となります。
久々にお会いできる方も多そうで、楽しみにしています。

対局のほうも頑張ります。

勝ち

後手番で角換わり腰掛け銀。
現代将棋らしく4二玉型のまま戦うことになり、攻防のバランスが難しい将棋になりました。

図は最終盤、9九にいた角を取られた場面。後手玉は次に5三で清算されると危険な格好です。


ここで△4四桂!がぴったりの犠打で決め手になりました。▲同歩△4五金と角取りに拠点を築いて、次に△5六銀と王手すれば先手玉を寄せながら後手玉が安全になります。
実戦もそのように進み、ほどなく勝ち切ることができました。

角換わりのスペシャリストに角換わり腰掛け銀で競り勝てたことは大きな自信になりました。