富山県高校王将戦

昨日は表題の大会にお招きいただいておりました。

実は、最初日本将棋連盟気付で私宛にお手紙をいただいたのですが、こういうことは珍しく、とても嬉しかったです。
チョコも良いですが、こういったご依頼がまたあれば、全国どこへでも出かけたいと思います。
お声がけいただけるのは本当に光栄なことで、お世話になった先生方には深く感謝申し上げます。

指導対局は30局ぐらい指したでしょうか。
将棋大会の審判等を務めるときには、だいたい敗退者を中心に指導対局をするケースが多いので必然的に午前中は手が空きやすいのですが、昨日は予選を行っている午前中に予選シードの強い子(別の大会の上位者数名)を対象に指導対局をして、なるほどこれは良いシステムだなと思いました。
他だと引率の先生とか卒業生と指すケースもありますね。

ミニ講演はいささか緊張する場面で、高校生対象ですので自分の学生時代の話をするなど。
彼らが大人になって社会に出る頃にはまた世の中も大きく変化しているのは間違いないですが、将棋を通じて自分の頭で考える力、自分で判断する目を養ってもらえたらと思いますね。
彼らの多くが今後、いま存在しない職業に就くことはほぼ間違いないところですが、それが何なのかと想像するのはなかなか楽しいものがあります。

 

さて明日から棋王戦5番勝負が開幕。
今年は宇都宮が第1局になりました。
今夜の前夜祭と、明日の大盤解説会・とちぎ将棋まつりで皆様をお待ちしております。

現在地富山

高校生の大会にお招きいただき、富山市に来ています。

北陸の大雪を連日ニュースで見ていて、心配していましたが幸い昨日は晴れていて、歩きやすい状態でした。
仕事にも影響はなさそうでホッとしています。

まったくの偶然ですがすぐ近くで羽生竜王が講演されるそうです。
こういうケースは初めてかもしれません。

これから指導対局と、ちょっとした講話です。
張り切ってやってきたいと思います。

2/6 千葉六段戦

先日の順位戦。

藤井システム風の三間飛車を採用。
16手目の局面は今でこそよく見かけるようになりましたが、実は公式戦での1号局は▲片上ー△千葉戦です。
(平成22年のNHK杯予選)

相手の揺さぶりに強く反発。
棋譜コメントにある(1)▲7四歩や(2)▲6五同歩ならいけると思いましたが(3)▲5七銀が堂々たる好手で、ここは悪くしました。
金銀と角の交換ですから悪い理屈はないはずなんですがやはり穴熊は偉大です。

図の▲6七角は冷静な好手で▲7六角なら△6五歩の遮断がいい味になります。
棋譜コメントにある▲7三歩成△同銀引の順は▲6三角成△同銀▲2一馬△5二金左は大変そうだし▲8三香の強打も△9三玉で寄りません。

ここで△5六歩が悪手。代えて△6五銀打とするべきでした。
盤に並べた瞬間「これしかなかった」と分かる類の手なのでこれを逃したのは反省です。
またそこに指がいかないならせめて△5二金左と指したかった。

実戦はこの後△5二金左の一手が回ることなく、攻め続けられて負け。
△5六歩は歩を成るための一手のはずなのに△5七歩成は▲4五角で逆効果、という局面が続いたわけですから明らかな一手パスでひどい手でした。

 

実はこの半年ぐらい対局前日に前の対局を振り返ると勝ち、そうでないときは負け、という意味不明なジンクスが続いていたんですがこの2戦で崩れてしまいました。
まあそんな安易な必勝パターンが現実世界に存在するわけないことぐらい分かってましたけど。
自分の対局を振り返ることは有意義なことだし、応援していただけることにもつながると思うので今後は自分にとって自然なタイミングで続けたいと思います。

リーグ成績は4勝5敗の負け越しになってしまいました。
最終戦は強敵ですが頑張ってなんとか指し分けで終わりたいところです。

※画像は名人戦棋譜速報からのキャプチャーです。
全棋譜はこちらでご覧ください。

順位戦、マイナビ、新女流棋士

昨日はよほど疲れていたのか、久々にお昼頃まで寝てました。
その後も一日のんびりして、順位戦を中心に夜まで将棋観戦の一日。

午後は前日のC1に目を通していました。
高橋ー長沼戦、泉ー日浦戦など、相居飛車の攻めの手筋が多く見られた日だったような気がします。
この2局を並べてみると、中盤で相手陣に向かって「攻める」とはどういうことか、がよく学べると思います。

昨日のB2は、夕休前の早い時間に自力の畠山鎮七段が勝ち、2枠目の昇級者が決定。
1期でのB1復帰はすごいの一言です。
6-2上位同士の中村ー北浜戦が昇級争いの一番にならず、ということで今期は例年よりすこし星が割れた感じでしょうか。
それもまた順位戦ですね。

 

マイナビ準決勝が一昨日と昨日で行われ、岩根さんと西山さんが勝ち上がり。
里見さんはこれだけ勝ち続けていて、またも全冠チャレンジならず。
やはり羽生さんの(もちろん清水さんも)記録がいかに偉大かが分かりますね。

西山ー里見戦はすごい乱戦でした。
あんなに受けに回っている西山さんはあまり見ない気がしますが、三段リーグを戦っていると一本調子の将棋では勝ち星が集まらなくなるので、時に違った一面が出るのは分かる気がします。

新女流棋士が2人同時に誕生とのこと。おめでとう。
武富礼衣女流3級が女流2級に
小高佐季子女流3級が女流2級に
これは極めて珍しいことのはずでですが、女流棋士番号はどうやって決めたんだろう。

この2人で予選決勝で、勝ったほうがリーグ入りのようですね。
若手女流棋士がみんな実力をつけて層が厚くなっている、と言われて久しいですがやっぱり対局がないと強くなるチャンスは限られるわけで、リーグに入ることでより強くなる機会が得られるという側面が強いです。

何年か経つとだんだん自分の立ち位置が決まってくる感じになるので、それまでが勝負と思って若い人たちには少ないチャンスをモノにできるように切磋琢磨して頑張ってもらいたいです。
昨年昇級した弟子のカロリーナにも。

負け

昨日の将棋は自分の力は出せたように思いましたが、チャンスらしいチャンスはなく、完敗。
僕が藤井システム風の駒組みで、千葉さんが居飛穴というのは修業時代とは逆なので、なんだか不思議な感じでした。
図面などはまた後日に。

千葉さんはこの星で七段昇段だそうです。
実はあとすこしだというのは知っていたのですが、あと一つとは知りませんでした。
休憩中にたまたま職員さんがその話をしているのが聞こえてしまい、その後はちょっとだけ意識してしまいました。
まあ関係ないんですけどね。

ただたしか9年前の順位戦で片上六段ー千葉五段という対戦カードがあったはずなので、正直言って悔しいです。
この10年で自分が平均15勝ぐらいしかしていないということで、これはちょっと情けない。
次の10年は平均20勝ぐらいは積み上げて、八段になりたいです。遠いですけど。
連盟HPでいま調べてみたら、自分は昇段まであと9勝でした。それだって遠い。

ひとつ勝つのも大変です。
当たり前のことですが一局一局、全力を尽くします。

これで残念ながら再び黒星先行の星に。
最終局は相手が昇級争いのキャンセル待ち1番手で、責任ある立場になったようですが、それよりなにより自分の星を指し分けに戻せるよう、一生懸命頑張ります。

 

昨日は隣に兄弟子、背中に昇級争いの若手同士のカードが2組という部屋割りでした。
安用寺さんと隣で対局したのはかなり久々だったような。終盤は会心の寄せに見えました。

大広間では弟弟子の千田六段が比較的早い時間に勝って昇級を決めていたようです。おめでとう。
今年の森一門祝賀会は、いろいろとお祝いごとが重なることになりました。