大雨

昨日の大雨、東京は特に何事もなかったですが千葉のほうでは大変な災害になってしまったようです。
こないだの台風のときとは違って自分自身まったく警戒していなかったので、まさかそんなことになっているとは思わず、ニュースで知って驚きました。
そういう状況こそ被災しやすいのかもしれません。気をつけないといけないと思いました。
被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

それにしても、今年は水害が多い年になってしまいました。
温暖化の影響で、今後も増えるのかもしれません。
災害大国に住んでいることを思い知らされる、令和最初の秋でした。
こうしたことは起きないことが一番なのはもちろんですが、やはり日頃の備えが大切ですね。自分に言い聞かせています。

昨日は棋王戦の羽生ー佐々木戦が序盤から終盤まで見ていてまったくわからない、難解な将棋でした。
お昼の早い時間には羽生陣の金銀4枚が完全にバラバラな動きをしていて、それが終局まで続き、結果も佐々木勝ち。
やはり基本に忠実なほうが良いのではないか・・という気もしますが、現代将棋、どうなんでしょうか。
棋王戦は佐々木五段と本田四段、若手が2人もベスト4に名乗りを上げて、この先どうなるか注目です。

今日は土曜日ですがA級、叡王戦本戦開幕局、JT杯とあって見どころの多い一日。

竜王戦ほか

竜王戦第2局は、豊島名人が勝って好スタート。最終盤はリアルタイムで観ていたので自分でも詰みを考えたりしていましたが、えらくぴったりなので驚きました。
昨日も書きましたが相中住まいのような将棋が増えていて、本局もそうだと思うのですが過去にはあまりなかった部分的な形とか、寄せ合いが増えているので読むのが難しくなっていると感じます。
そんな中でもレベルの高い攻防が続いて本当に見事でした。

広瀬竜王は次局は早くもカド番に近い感じでしかも後手番。
ただ前期の竜王戦も同じスタートだったんですね。
豊島名人は今期名人戦では4連勝で奪取、王位戦では連勝スタートからの逆転負けで防衛ならず。
このシリーズはどうなるでしょうか。

昨日は久々に荻窪に行ったあと、夕方マイナビさんに寄って預かっていたゲラをお渡ししてきました。
だいぶ予定よりは遅くなってしまったのですが、あとは最後の校正を残すのみというところまでようやくたどつきました。
年内には出せると思います。とりあえず、ホッとしました。

今日の東京は大雨。
最近週末や祝日の雨が多くてちょっとイヤな感じですが、将棋を観て、指して過ごしましょう。

封じ手

竜王戦第2局は2日目に入りました。
さすが世界遺産、対局室がとても絵になり、感銘を受けています。
盤面のほうは初日から一手一手の意味が漠然とした将棋で形勢判断が難しいですが、先手がすこし苦労しそうな感じに見ています。

現代将棋は一度交換した角をいかに良いポジションに設置するかがカギになることが多く、本局で言えば△8四角と打った手に反応して戦いが起こるというのは、まさにそのセオリーに沿っていると言えます。
あと玉を深く囲わず中央に配置することが多くなった結果、こういう「相中住まい」のような対抗も増えていますね。

封じ手予想が割れた、というのが話題になっているそうで。
中継コメントによれば第1局は立会人の島先生の提案で5通りが示され、本局はそれを上回る6通りですか。
どれも一理ありそうで、これだけ選択肢の多い局面での封じ手はたしかに珍しいですね。
やったことがないので分かりませんが、選択肢が多い局面だと相手も絞り切れない→読みを進められないので、封じる側としては少し得なのでしょうか?

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女流王将戦第2局は里見さんが勝ち、8番勝負のうちまず片方はフルセットに。
次は女流王座戦の第1局があって直後に最終第3局という日程のようです。

今日は新女流の対局が中継されています。
山口「仁」さんと中継では表示されていますが、「仁子梨」(にこり)さん、だそうですね。「山口恵梨子女流2段」とは9文字中7文字が同じです。

ググってみたところ「山口」さんは苗字ランキング全国14位。それなら女流棋士に3人いてもまあ確率の範囲内・・・ですかね。
ちなみに上位は棋士・女流棋士にいる名前がズラリ、まだ出ていない中で最上位の方は中島さんでした。(たぶん。間違ってたら教えてください)
やはりランキングは裏切らないんですね。マメ知識として覚えておこうと思います。

サンリオ

今日から竜王戦第2局、舞台は京都・仁和寺。
世界遺産でのタイトル戦は、いつ以来でしょうか。
第1局は台風のさなかに素晴らしい大熱戦でした。
第2局以降もそれが続いていくことを期待したいです。

先週まで気づかないでいたのですが、昨日は臨時の祝日でした。
サンリオでイベントがあるらしい、という案内を見て、あれ、平日にやるんだと思っていたら違いました。
あいにくのお天気でしたが、どんな感じになったのでしょうね。
twitterには目を引く写真がたくさん上がっていて、皆さん楽しそうで何よりでした。

サンリオと将棋界にはこんな縁があるそうです。
関根金次郎十三世名人と、「甲府の棋士」辻彌蔵氏の関係とは【将棋の歴史】

さすがにこれは初めて知りました。
来年の文化検定の直前に「辻彌蔵」と書く練習をしておく必要があるでしょうか。

将棋×リトルツインスターズ コラボグッズを11月より販売開始!
この案内が出たとき、ネット上で話題になっていて、そういうものか、なるほど、すごいのか。と思ってたんですが、やっぱりすごいんでしょうか。
いまいちピンと来てないので妻に「キキララって知ってる?」と聞いたら、変な顔をされました。
将棋界が注目されているので、こういうコラボもこれからさらにいろいろ出てくるのかもしれませんね。

あと昨日は峰王戦があったそうで。
こういうのって1回キリなのかと思っていたら、まさか第2回があるとは(笑)
あれぐらいの雨はお二人には関係なかったとかなんとか。

今日は竜王戦の他にもモバイル中継は6局、さらに女流王将戦の生放送もありとても豪華な一日です。

王将リーグほか

昨日の王将リーグ、注目の一戦は藤井七段の完勝。
相変わらずの強い内容でした。特に終盤、良くなってからが本当にソツがなく参考になります。
唯一無敗の羽生九段を破って暫定首位、この星は相当に大きそうです。

タイトル戦初登場がぐっと近づいてきたと言えそうですが残り2戦、どうなるか。気の早い人でなくても、そわそわしてくるところだと思います。
本当はこのメンバーのリーグ戦で五分に戦うだけでも相当にすごいことなんですけどね。

またもう1局の三浦ー糸谷戦は、糸谷君がらしい指し回しで勝ち。
なんであの玉がさばけるのか分かりません。お見事でした。

新人王戦3番勝負は高野四段が勝ってフルセットに。
最終局は振り駒ですが、こうなったらどっちが先手になっても相掛かりで、秒読み勝負になるんでしょうね。

棋王戦では新四段の本田君がベスト4進出。
これだけムラとパンチ力のあるタイプの新人は久々な気がします。
昨日の将棋も、いろいろあった末に最後はすごい逆転勝ちだったように見えました。
あとで感想戦コメントを見てみることにします。

藤井七段の話題に戻って、世間は最年少記録の更新に期待していると思いますが、残るチャンスは彼をもってしてももうそれほど多くありません。
本人が重きを置いていない中で、そうしたチャンスをモノにするかどうか、やはり注目したいですし、伝説の生まれる瞬間を見てみたい気持ちは強いです。

では今日はこのへんで。