視聴御礼

ニコ生初解説、おかげさまで無事務めることができました。
ご覧いただいた皆様、どうもありがとうございました。
朝から夜まででけっこうハードでしたが、話が途切れることもなく、アンケートの結果も悪くなかったようなので、ホッとしています。

聞き手の貞升女流はすっかり慣れたもので、おかげで僕も伸び伸びと話すことができて感謝しています。
質問メールにもありましたがあの大晦日対局、森下vsツツカナ戦で裏方で読み上げを担当してもらったり、彼女とは何度か印象深い場面で一緒に仕事しています。
そんな思い出話もできて良かったです。
(大晦日の話はたしか18時半頃だったと思います)

将棋のほうは、3局とも相居飛車の不定形で、それぞれに個性が出ていて面白い内容になりました。
叡王戦は展開がスピーディーで、しかも昨日の3局はどれも早い段階でつばぜり合いが始まったので、比較的解説もしやすかったです。
2局目・3局目は感想戦にもすこしだけ参加したのですが、両対局者と自分の感覚の違いを聞くことができて参考になりましたし、見ていた方にも面白かったのではないかと思っています。

ということで、とても楽しい一日でした。
また機会がありましたら、よろしくお願い致します。

 

日付戻って、一昨日は銀河戦の決勝が放映されました。
将棋ニュース
まだの方は、来週3日に再放送がありますのでぜひ。

また新人王戦準決勝は、千日手指し直しの末に佐々木四段の勝ち。
この将棋も千日手、指し直し局いずれも相居飛車不定形で、駒組みから終盤まで自力で切り開いて、勝負するのがいまの流行なのでしょうね。

今期若手棋戦では、ヤマダ杯で藤井四段を破った三枚堂五段が優勝。
加古川青流戦で藤井四段を破った井出四段が決勝進出。
そしてこの新人王戦で藤井四段を破った佐々木四段が決勝進出。
秋に行われる2つの三番勝負はどういう結果になるでしょうか。

ところで、昨日今日と中継局数が多いですね。
これから一昨日のC1、昨日のB2、そしてモバイル中継を順次チェックします。
毎日忙しいです。

タイムショックの話は、また後日。

放映

以前書いた通り、今夜7時からテレビ朝日「ザ・タイムショック」に出演しています。
良かったら、ご覧ください。
僕はたまたま仕事なので、録画しておいてなるべく早めに見ようと思います。

その仕事とはニコニコ生放送での初解説。
第3期叡王戦 五段予選 遠山・門倉・藤森・近藤

ニコ生ではこれまで、人狼したり、会見したり、振り駒のお手伝いをしたり、おでんのレポートをしたり、立会人を務めたり、会見したり、時には徹夜したり、会見したり、時には年越ししたり、会見したり、etc.と本当にいろいろお世話になってきましたが、将棋の解説はほとんどしたことがありません。
たまに飛び入りで現局面について話したことがあるという程度で、メインの解説者としては初めてだったと思います。

思えばニコ生で一番最初のタイトル戦中継が、宇都宮での棋王戦で、そのときにも現地で関わっていたはずなので、自分が番組で解説するというのは何だか感慨深い気持ちもすこしあります。
初めてのことですし、NHK杯や銀河戦等も含めて映像の解説自体が数年ぶりなので、あまり飛ばしすぎず(笑)まずは無難に。でも明るく楽しく伸び伸びと、やらせていただこうと思っています。

今日の対局者4人のうち、近藤五段とはあまり話したことがないのですが、あとの3人はよく話す間柄で将棋ももちろん指しているので、解説しやすそうです。
ぜひご覧いただいて、温かい(←ココ重要笑)コメントをたくさん書き込んでいただければ幸いです。

またニコ生の放映と合わせてモバイル中継も同時に行われています。
こちらもどうぞご覧ください。

では、行ってきます。

あれこれ

今日はC1の対局日ですが、数局だけで自分も含め多くの棋士の対局はありません。
いわゆる「抜け番調整」の回で、奇数人数になると11回戦になってこういう日ができます。
観戦に行こうかとも思ったのですが、明日がお仕事になったので自重する予定。

その他、中継は叡王戦・朝日杯・新人王戦とあって今日も盛りだくさんです。
また夜は銀河戦決勝の放映もありますね。

昨日の倉敷藤花は伊藤さんが勝って挑戦権を獲得。
こないだ隣で対局だったときに見た将棋に似た内容だったので、おそらく得意形なのでしょう。
女流棋戦は持ち時間が短いので、自分の土俵で戦うことは特に大切で、そういう意味ではアマチュアの方にも参考になりやすいかもしれません。
タイトル戦でもまた個性的な将棋を見せてほしいですね。

連盟HPに観戦記の情報が掲載されるようになっているようです。
9月の観戦記情報
10月の観戦記情報
以前から、あったら良いなと思っていました。
これからも可能な範囲で更新されるものと思いますので、ご活用ください。

昨夜もうまく眠れず、2日続けて3~4時間睡眠になってしまいました。
どうやら本格的に時差ボケのようで、ちょっと困っています。
明日は久々に(と言うよりいつ以来か分からない)朝から夜までの仕事なので、ちょっと心配。。。
まあ、しゃべってれば眠くはならないだろうから、なんとかなりますかね(笑)

来週以降の対局に向けて、将棋の勉強も徐々にエンジンをかけていきたいと思っています。

予定とか

昨日はうって変わって眠れない夜。
どうも一度不規則になるといけませんね。反省。

今日は午後から練習将棋の日なので、ここから始動していきたいと思います。
今週はまだそれほど予定は多くなく、週末に出張が入っていて、そこから徐々に忙しくなる予定です。

あさって水曜日に、初めてニコ生(叡王戦)の解説をやらせていただきます。
たまたまですが、前に書いたタイムショックと同じ日です。
良かったら、どちらもご覧ください。

叡王戦といえば、こんなのやってるんですね。
第3期叡王戦開催希望地アンケート

番組でのアンケはいつも見かけますが、これは新手でしょう。
候補手が広い(たぶん)ので、どんなのが集まるのか興味深いどころです。
とんでもないのばっかり集まったらどうしよう、とか考えないのがドワンゴさんらしいところですね(笑)

それと、旅行前に残していった実戦詰将棋の答えをコメント欄に書いておきました。
村田五段戦
飯塚七段戦
良かったら、改めてご覧ください。

今日は倉敷藤花の挑戦者決定戦。

最近の中継とか

今日も午後の更新です。
習慣というのは一度続かなくなると案外もろいものですね。
「継続についてはどんなに気をつかっても気をつかいすぎることはない」という村上春樹の名言を思い出します。
明日からはたぶん午前中の更新に戻ります。

昨日はブログに書いた通り、午後はずっと最近の将棋に目を通していました。
王座戦第2局も改めて見てみたのですが、急所のわからない難しい将棋でした。
そんな中で最後に挑戦者が勝ったという結果はかなり大きいです。
もちろんまだ分からないとは言え、初タイトルが見えてきたとは言えそうですね。

A級の三浦ー広瀬戦、最後の詰むや詰まざるや、これが実戦で現れるというのがすごい。
思えば相穴熊で始まった戦いで、互いの玉がこんな位置で終局することがあるんですね。
いいものを見ました。

21日のB1もそうだったんですが、最近後手勝ちの将棋に熱戦、好局が多かった印象を受けました。
谷川先生のギリギリの寄せはとりわけ印象に残りました。
やはり後手番で勝つためにはそれだけ険しい道を通らないといけないということなのかもしれません。
昨日のJT杯も、先手ペースの戦いだったのを、羽生二冠が巧みに体を入れ替えての勝利だったように見えました。

そのほか、さすがに1週間空くと触れたい将棋もてんこ盛りなのですが、書くのが大変なのでこれぐらいにしておきます。
今日はリアルタイムの中継はないのですが、森師匠が「棋士人生、この一局」のコーナーで取り上げられています。
ぜひ、ご覧ください。